interbee01interbee02interbee03

●InterBEEとは、放送事業者や通信事業者、プロダクションなどメディアに関連した技術や機器を集めた展覧会・シンポジウムのことです。ビジネスとしての情報の発信のみならず、他業者や学生の来場者を含む交流の場として毎年盛り上がりを見せています。会場に入ると「ICT/クロスメディア部門」「映像・放送関連機材部門」「プロライティング部門」「プロオーディオ部門」の4部門のコーナーとも最新の機器が立ち並びます。とりわけ目を引いたのが今年の主要なテーマの一つでもある「4K・8K」のモニター群。より大きなモニターで高精細な映像を流せるようになったことで、新たな映像体験として迫力を持っています。

他にもGoProやiPhoneのような小型機器のブースや、空撮用のドローンのコーナーなどの最新技術が並びます。映像を作る側と映像を届ける側、双方から新たな技術が生まれ、映像と放送を取り巻く新たな世界が生み出されつつあるように見えました。

●会場では、各ブースでスピーチ・セミナーが繰り広げられています。とりわけ印象に残っているのが、ATOMOS社ブースでの、映像作家ふるいちやすし氏のスピーチです。彼は高精細のカメラを撮影に使用する際、あえて古いレンズを取り付けることで画質を落としたり、沈んだ映像を撮ることがあるとのこと。「たとえば黒髪の筋が精細に映ると、その分だけ顔の印象が薄くなる。撮りたいものによって、良い面も悪い面もある。」

新しい技術が出てきたとき、その波にうまく乗ることも重要ですが、「その技術を何のために使うのか。」「どのように使えば効果的なのか。」見つめなおすのも大切なことです。新しい技術を学びつつ、その根底の部分を大切にしなくては、と身の引き締まるInterBEEとなりました。

Event Date:
2015.11.18-20
Writer
高橋